2014.12.18更新

先日10代前半のご子息を連れて矯正相談を受けていったお母さんの言葉です。
「私は歯列矯正なんて信じない。」

 

歯科医院や学校検診で毎年不正咬合を指摘されるので、
矯正相談に訪れたそうです。

 

息子さんの口の中を拝見し、
現在の状況、成長・発育による将来の予測、治療開始の適時期、抜歯必要性の有無、料金などを一通り話し終えたところで上記の言葉が飛び出しました。

 

おそらく30代のお母さんなのですが、
10代で、エッジワイズ装置を用いて本格的に矯正治療を受けたそうです。
その当時の主訴は前歯のでこぼこ+八重歯だったらしいのですが、
非抜歯拡大矯正治療が選択されたそうです。
当時、本人が抜歯を拒否したのか、
歯科医師が非抜歯矯正を勧めたのかは分かりません。
ただ、歯並びのでこぼこを治療するにあたって、原因を除去せずに治療したのは事実のようで、
20才の時点では、元のでこぼこ+八重歯に後戻りしていたそうです。
さらに、下の前歯にもでこぼこがあったため、
30代になって、歯周病の進行も重なって、下の前歯を1本抜歯したそうです。
そこでこう感じたらしいのです。
「矯正なんてしても、どうせ元に戻ってしまって、結局歯を抜くことになるんだ。」

 

こう感じるのも無理はありません。

 

矯正治療というのは、後戻りゼロということはあり得ないのですが、
的確に原因を除去してあげれば、そうそう100%元の状態には戻りません。

 

抜歯が必要な症例にて、歯科医師が患者受けを狙って非抜歯矯正を行うのは当然『悪』として、
仮に患者さんが非抜歯矯正を望んでも、歯科医師はそれを受けるべきではないのです。

医師や歯科医師は国民の健康維持・増進に寄与せねばならないからです。
家電製品などの工業製品や、投資信託などの金融商品等を開発したり売る場合は顧客のニーズに答えることが重要になりますが、
医療行為ではそうはいかないのです。法的にも倫理的にも。

 

ちなみに当院では、抜歯しなければ治せない症例にて、
患者さんが非抜歯矯正治療を望んだ場合は、お断りするようにしています。
それが、患者さんのためになると信じているからです。

もっとも、他の医院に行って非抜歯でやってしまったらそれまでですが。

 

 

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投稿者: 矯正歯科飯島クリニック

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