大人の矯正・子どもの矯正
大人の歯列矯正

成人矯正とは、大人になってから始める矯正のことです。基本的に歯が生えている方であれば誰でも可能です。
昔は、矯正治療というと子供が行うものというイメージが強かったのですが、最近では矯正治療も多様化し、ニーズにあう矯正治療を選択できるようになってきました。
子供との大きな違いは、一般生活と切り離せないという点です。働いている方も多いと思いますが、ライフスタイルに合わせた歯列矯正の方法を選択することが成人矯正の大きな特徴といえます。
大人の歯列矯正の種類には、以下のようなものがあります。
- 短期間で治療可能なインプラント矯正
小さな人工の歯を支点とし、効率的に力を加える治療法です。
- 費用を抑えて治療可能な表側矯正
歯の表側にブラケットと呼ばれる装置を付けて歯を動かす一般的な治療法です。当院では機能を極めた金属製LL-ブラケットの他に、最新の目立たない装置も積極的に導入しています。
- 人に気づかれずに治療可能な裏側矯正(舌側矯正/リンガル矯正)
歯の裏側に装置を付ける新しい分野の歯列矯正法です。
- 一部だけを安く、速く治療可能な部分矯正・プチ矯正
上記の治療法のうち一部に適用することで実現する矯正の方法です。
大人の歯列矯正(成人矯正)は、顎の成長が終わっていて歯を動かしにくい分、気づいたときがベストのタイミングということができます。子供と違いご自身の意志で矯正歯科治療を受けるので治療がスムーズだという点も異なる点です。
子供の歯列矯正

3歳前後で完成した乳歯列は、平均6〜12歳の間に永久歯列に生え代わります。この時期は骨格がダイナミックに変化する時期でもあります。
子供の矯正治療は、これら歯列や顎骨の成長発育による変化を利用して、適正な時期に適正な矯正力を加える事で不正な歯並びと咬み合わせを改善してゆく治療です。
当然これを施術する矯正医には成長発育による変化を予測する力が求められます。
なぜなら、将来の姿を予測せずには『最良』のゴールを設定することはできませんし、ゴールがはっきりとしなければ合理的な治療計画が立てられないからです。
全ての症例で成長発育による変化を完璧に予測できる矯正医はいないでしょう。ただし、「どうなるか分からないけどやってみよう」ではなく、科学的根拠をもって「こうなるはずだからこうしよう」という観点にたつことによって、より効率的な治療が実現できると考えています。
成人矯正と比べ、子供の矯正は顎骨の成長をうまく利用して行えることから、歯が動きやすいだけでなく、より大きな治療効果が得られます。また、小児は成人に比べて環境適応能力が高いので、治療中の不快感が少ない、術後の後戻りの度合いが小さくなる傾向がある、という利点があります。
さらに、社会人のように限られた時間と限られた環境の中で通院する必要がない点もメリットといえます。
子供の歯列矯正は、年齢や個々の成長・発育状態によって治療法が異なりますが、明確なゴールを設定せずにだらだらと長期間治療するのは、費用と時間を無駄にするだけでなく、なによりお子さん本人のストレスを増大させることになります。したがって当院では、治療のステージを明確に分けて、『最短』の装置装着期間で『最良』の結果を得られる治療システムを導入しています。
- I 期治療
12,3歳で永久歯が生え揃うまでの時期の治療(乳歯と永久歯が混ざっている時期)をさします。I 期治療を行う必要があるのは、1) I 期治療を行う事で II 期治療が不要になる、2) I 期治療を行う事で II 期治療期間の大幅な短縮が望める、3)放っておくと歯や歯周組織の損傷、さらには顎口腔系の成長・発育に悪影響を及ぼす可能性がある、といった場合が主に考えられます。
- II 期治療
12,3歳〜の永久歯が生え揃ったこの時期は、成長・発育を利用して仕上げの治療を行います。ここでは成長・発育によるダイナミックな変化を最大限利用しますので、適切な時期を逃してしまうと永久歯の抜歯本数が増えたり、理想的な結果が得られなくなってしまう可能性がでてきます。したがってまずは早めの相談をお勧めします。
お子さんの口やアゴの骨は20才前後まで変化します(成長・発育によって)。『12才できれいに並んでいたが18才でがたがたになっていた』、『5才から6年間小児矯正を受けたが11才で抜歯しての本格矯正を勧められた』、といったことにならないためには、小児矯正といえども専門的な矯正歯科への受診が重要となります。





